横浜に引っ越して来て約一ヶ月程が経ちました。
横浜の坂の多さにも少し慣れ、家の中の物の場所もだんだん分かるようになってきました。引っ越した当初は妻に「アレどこだっけ?」発言を繰り返して怒られていましたが、少し成長したと思います。ただどこを探してもバンテリンだけないんですよね、、どこに行ったんだろバンテリン。そんな広い家でもないんですが、、
そんなことはまぁいいのですが、今日は私の自転車の話をします。
私は毎朝自転車で駅まで通勤しています。自転車で駅まで行って、バイトに行ったり、撮影の現場に行ったり。自転車は大事な交通手段です。
自転車がないと坂が多い横浜はなかなかにしんどいところだと思います。
あ、一つ補足を。
横浜横浜と言ってハマっ子をきどっていますが住んでいるのは三ツ沢という所で周りは山と墓地しかない閑静な場所です。数年前は近所にコンビニすらありませんでした。横浜駅から少ししか離れていないのに都会感ゼロ!不思議な土地です。
まぁ、そこが気に入っているのですが。
さてそんな私にとって大事な自転車が先日家から乗ろうとしたらパンクしてるっ!ということがありました。
どこかで穴が空いてしまったのか後輪がペッタンコで哀しい気持ちに。
その日は歩いて駅に行き、時間ギリギリでバイトの打刻をしました。
次の日、
自転車屋さんに修理に行こうとしたのですが、引っ越したばかりでどこに自転車屋さんがあるのか把握しておらず、まずは自転車屋さんを探すところから始まりました。
そしたらですね、、
さすが三ツ沢、近所に自転車屋さんが一件しかないんですね。
いやでも一件あるだけでありがたい、むしろよかったとその自転車屋さんまで自転車を押して行きました。
そこは本当に小さな自転車屋さんで、年配のご夫婦2人でやってる感じの古びた佇まいのお店でした。
店頭に誰もいなかったのですが「スイマセン」と声をかけると奥様かな?が出てきて対応してくださいました。
しかし、奥様は自転車直せないらしく、店は空いてるけど、「今日は修理はお休みなの」ってことで対応してもらえませんでした。
しかし奥様は優しい方で、
「不便でしょう?ウチの(奥様の)自転車貸してあげようか?」
と言ってくださって、そんなこと言ってくれる自転車屋さんに今まで出会ったことがなかったので、ちょっとびっくりしてしまい、どうしていいか分からず
「えっと、、え、え? や、、」
みたいになってうろたえてしまいました。
結局自転車屋さんの奥様の自転車をお借りしては今度は奥様の生活が不便になってしまう、と思い、「それでは申し訳ないので、別の自転車屋さんで直してもらいます」と言ってその自転車屋さんを去りました。
この判断でよかったのか、せっかくのご好意を無にしてしまって嫌な想いをさせていないだろうか、奥様のご好意を素直に受けておいた方がよかったのでは、とグルグル考えが巡りましたが、今思ってもどうしていたらよかったのかよくわかりません。
とにかくその自転車屋さんを去ってしまった私は別の自転車屋さんを探すことになり、結果、家から歩いて30分程かかる別の駅前にある自転車屋さんまで後輪がペッタンコの自転車を押して行かねばならなかったのでした。
道中、何度か心が折れそうになりながらエッチラオッチラ歩きました。
そしてようやく自転車屋さんに到着、、
対応してくれた駅前の自転車屋さんはスキンヘッドのとても感じのいいおじさんでした。
お店の中に犬の小屋があって、お客が来るたび吠える犬に対して「ハウス!」と何度も叫んでいたのですが、いっこうに犬が言うことを聞かないのが面白かったです。
最終的には「も〜」といいながら犬を小屋に抱えていくおじさん。
あ〜、名前忘れた、
なんて言ったけかな、あの犬、、
おじさんの手にかかり、チューブ交換(3000円)までして蘇った私の自転車。
よかったぁ。
これでまた通勤できる!
と思った矢先でした。
本日バイト帰りでまた後輪がパンクしているのを発見。
いやいやいや、、
もうこれイタズラとかなんじゃないだろうか?誰かに恨みでも買うようなことしただろうか、、?
絶望的な気持ちでまた自転車屋さんに自転車を押して行く私。
もう19時をまわっていたからか、自転車屋さんは閉まっていて、ちょうどおじさんがシャッターを閉めてお家に帰るところのようでした。
目が合うなり、「よ~」とおじさん。
しかしまた後輪がパンクしてしまったことを伝えると哀しそうな顔で「チューブ新品に替えたんだけどなぁ~」と言い、「今日はもう終わっちゃったけど、預けてくれたら明日直しておいてやるよ。」
と再びシャッターを開けて自転車を入れてくれました。
明日、バイト終わりに自転車取りに行こうと思います。
またチューブ交換なんだろうか、、
お小遣いが鬼のような勢いで減っていくな、、
自転車の不運と横浜の人情た出会った数日間でした。
写真はまだ後輪がパンクする前の自転車と私です。
このあと何十時間後かにパンクするのかと思うと切ない気持ちになってきます。
そんな写真です。
また明日、更新いたします。
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