観劇2008(その他)

2008年12月31日 (水)

今年の最後にミュージカルを観る

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今年の2月の客演舞台『ゲアリーズハウス』でお世話になった明樹由佳さんの出演するミュージカル『GIFT』を観に天王洲アイル、銀河劇場へ。

初銀河。

『夢』をテーマにしたスゴいベタなエンターテイメント、なんだけど子役の役者さんが芝居も歌も巧すぎて迂闊にもホロリ。

子供は卑怯だ。

しかしスゴい立派な劇場だった。

3階席とかあるし。

『思い出トランプ』の時お世話になった演出助手の城野さんに招待出してもらわなかったら高くてチケット買えなかった・・。

次来るのはいつになるだろ?

もしかしたら一生来られないかも。

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2008年12月14日 (日)

『ロゼット』2回目

の観劇。

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冨姉さんから写真をもらう。

中島佳子さん、庄島康哲くんと。

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2008年12月13日 (土)

観劇の日々

『こゆび侍』や『今井事務所』公演など。

今週はスケジュール的にこれが限界。

観に行けず断ってしまった方々、申し訳ない。

またお誘いください(>_<)。

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2008年12月12日 (金)

Habaneraプロデュース公演    『ロゼット』

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観劇。

Habaneraのプロデュースで[女優のための芝居企画①]ということです。

作・演出がいつも観させてもらっているサスペンデッズの早船聡さんで、今回出演の女優お三方(中島佳子さん・加古みなみさん・田口朋子さん)はどなたもいつもお世話になっている方ばかり。

特に中島さんは(このブログで何度も言ってますが)僕の憧れなのでこれはもう観ないわけにはいかないわけです。

いんやぁ・・、

面ん・・・・・・・・・・・白かったっっ!!

素晴らしい作品。

知り合い多数だから中島さんだからえこひいきだとかそんなんではなく、心底いい芝居だとと思いました。

静かに静かに心震わされ、長い余韻を与えられました。

僕の好きな「地味で、小さな世界の、小さな関係性と心の動きを描く、小さな(でも劇的な)お話」

幸せな演劇体験とはこういうことなのだと僕の心が訴えました。

僕は女性ではないですが、登場人物達の心の機微が深く食い込んできて身動きが取れませんでした。これこそ演劇ならではの深い感情移入のなせる業。

田口さんの沸き起こる感情にいつの間にか涙させられていました。

僕、正直普段ここまで多くの芝居観てるとなかなか「我を忘れるほどの集中や共鳴」みたいなものは得にくいのですが、この芝居の終演後はちょっと頭の中で大きな鐘をならされて共振したまま自分の身体に戻れない感じで、こんな感じは久しぶりでした。

嬉しかったです。

もしお時間ありましたら是非!!

オススメです。

詳細載せておきます↓。

Habaneraプロデュース[女優のための芝居企画①]
『ロゼット』

【作・演出】
早船聡

【出演】
中島佳子/加古みなみ/田口朋子
芹沢秀明/各務立基(花組芝居)

【会場】
池袋シアターグリーンBASE THEATER(池袋駅より徒歩約7分)

【日程】
2008年12月
11(木)19:30
12(金)★14:00/19:30
13(土)14:00/19:30
14(日)14:00/18:00

【料金】
前売¥2800 当日¥3000
★12(金)昼の回のみ前売当日共に¥2500
全席自由/整理番号付

  

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2008年12月 9日 (火)

Space早稲田2008スペシャル・流山児★事務所・『ドブネズミたちの眠り』

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観劇。

色々なところでお世話になっているモダンスイマーズの西條義将さんのお誘いでSPACE早稲田へ。

小さな空間の、密な漢(おとこ)たちの芝居。

いいっす。

このだらだらとムシ熱い感じ。

かっこつけるようなシーンはないんですけど、僕の思う漢の魅力ってこういう感じ。

僕は見た目も中身もここに出てくる漢たちからは遠いのでこういう芝居を観ると羨ましさと嫉妬が渦巻きます。

いいなぁチクショウ。

ちょっとタランティーノを思わせるようなブラック・コメディーなタッチにニヤニヤさせられて、かつスリリングさもありな1時間半。

オチに若干の疑問があったりもしましたが、ドキドキワクワクな時間を過ごせました。

しかし。

こうやって観るとやっぱ西條さん(チラシ写真の一番右の『眠り』の↓方)てコワイな・・・。

絶対喧嘩したくない人ナンバー1だな・・・。

普段挨拶するとすごい爽やかな笑顔でご挨拶してくださる優しい西條さんですが、僕はなんかいつもその笑顔のまま突然殴り殺されるんじゃないかとビクビクしていたりもします。

なんでそう感じるのかは分かりませんが、たぶん動物が自分より強い動物を見ると本能で怯むあの感じなんじゃないかと思っています。

意識的ではなかったのですが、終演後、西條さんとお話ししているとどんどん自分が後ずさっていってました。

4歩ぐらい距離をとったところで西條さんに突っ込まれましたが、今思うと3歩まででは死の間合いでした。

危なかったです。

   

そうそう今改めて芝居のチラシを見て気付いたことなのですが、僕チケット代をどうやらちょっと安くしてもらってたみたいです。

おそらく西條さんのご配慮かと思われます。

でもそんなこと何にもおっしゃってなかったのに。

ヘタすりゃ僕気付かないままだったのに。

これぞ無償の愛。

ヤベえ、カッコいい・・・。

俺だったら絶対恩着せがましい感じで言っちゃうのに。

「あ、気付いた?君のチケ代俺が自腹でちょっと安くしといたからさぁ。うん、自腹で。や、そんな全然いいよー、気持ちだよ気持ち。」

って言っちゃうのに。

そして。

ヤベぇ。

早くお礼のメール送らねば・・・。

殺される・・・。

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2008年12月 3日 (水)

初めて来た

初めて来た
アイピット目白。

未だ行ったことのない劇場があるってスゴいな。

しかもこんな近所に。

一階と地下が劇場スペースで二階〜四階が住居らしい。

面白い作りだ。

早く帰らないといけない。

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2008年11月28日 (金)

劇団桟敷童子公演『黄金の猿』

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観劇。

役者友達の山本あさみの劇団桟敷童子の公演を観にベニサン・ピットへ。

毎回スゴイセットに仕掛けの数々。

今回も。

最初から最後まで圧巻、口あけっぱなしの2時間40分。

弱き立場の人間に目を向けた壮大なドラマ。

帰りの電車まで胸が高鳴っておりました。

これがきっとベニサン・ピットで観る最後の芝居なんだろうな、と思うとちょっと涙まで。

    

でも。

大好きな劇団だからあえて言うと

「剣で切られて死ぬ」

ということのリアリティが

「目の前の現実」

としてどうしても受け入れられないところがあって(実際に肉や骨が切れるわけじゃないから難しいのは分かるんだけど)、そこだけが「エンターテイメント」として見えてしまったところは残念だった。

このくらいの壮絶な物語なら、表現として「人の肉や骨を切って殺す・殺される」ということの「痛み」が伴っても全然耐えられたと思う。

華麗な殺陣は確かに観客としては引き付けられるが「のめりこんでいた感情移入」は若干浅くなる。

桟敷童子ファンとしてはいつもの泥臭い人間の業が滲み出すような表現を魅せてもらいたい。

わがまま言ってスイマセン。

  

でも絶対オススメなので沢山の方に観ていただきたいです。

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2008年11月20日 (木)

五反田団公演『すてるたび』

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観劇。

アトリエヘリコプター。

まいった。

なんだこれ、すごく面白い。

演劇作品てこういうやり方できるんだ・・。

こんなの初めて観た。

こんなんヘタしたら大変な感じになっちゃうよ。

でもムチャクチャ面白いんだもんなぁ・・。

役者が面白いのか脚本が面白いのかなんなのか。

なんで面白いのかうまく説明できないです。

こんだけ芝居観ててまだ『こういう感じ初めてだ』って思えることがなんか信じられない。スゲー。

芝居ってなんか無限だ・・・(アタマ悪い表現だな我ながら)。

たぶんなんか一つ思ったのは、

これは誰もができることじゃない、ということですかね。

ヘタにマネしようとしたら痛い目会うことでしょう。

でも何でこれを「リアル」と感じるんだろうなぁ?!自分で感じておいて意味が分かりません。

ま、だから面白いのか。

そういや芝居観に行って誰にも知り合いに会わなかったの今年初めてじゃないかな・・。

ある意味奇跡的な確率なんじゃないだろか。

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2008年11月16日 (日)

観劇あれこれ

ここ3日間観劇の日々。

金曜日はジュークスペース公演『片恋。』

土曜日は染地組公演『超恋愛喜劇3題』

今日はチャリカルキ公演『雫石さんの恋』

みんな「恋」が付くのね。

今書いて気が付きました。

個人的に「恋愛」をテーマにする舞台を作ることって難しいと思っているんですけど、こうして観ると色々な表現があるんだな、と思いました。

染地組のはチェーホフもので、恥ずかしながら初チェーホフだったんですけど、ちょっと意外な印象でした。

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2008年11月12日 (水)

乞局第15回公演 『邪沈』

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観劇。

乞局第15回公演
「邪沈(ヨコチン)」
笹塚ファクトリー提携公演。

毎回楽しみにしている乞局公演。

そして

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中島佳子さんが客演、ということでもう多分あんまり冷静な目で観られてないですね。

のでここで僕が書く感想はあまり参考にならない情報と思います。

ゴメンナサイ。

ワンシーンワンシーン釘付けなわけです。

目が逸らせないわけですね。

人間そのものやその関係性が破綻していく過程や瞬間や結果から。

一般的に人はいわゆる「不幸(と感じるような)」な状態を嫌い、遠ざけようとする生き物という見地がありますが、実際に「不幸」のバロメータを振り切った状態の人から人生を省みて逆算すると、そのきっかけや選択には自分の意思や哲学が関っているわけで、傍から見れば「不幸」な状態に自ら突き進んでいるかのようにも見えるものだったりするもので。

当事者から言わせれば「アイツが悪い影響を私に~」とか「周りの環境が~」ということだとしても、客観的に見ればその状況に甘んじ流された(抗う選択をしなかった)のは自分の意思で、勝手に自分から選択肢を狭めてしまった結果であったり、ともすれば進んでその状況に身を委ねているようにも見えたりするものだったりする。

僕は現実でも芝居の中でもこういうケースを見るにつけ不思議に思っていたが、何か一つ今回でよぎったのは、「負なるモノの引力」みたいなもので。

人間は「破綻する未来」をどこかで予見していながら、それを望む望まないにかかわらず歩みを止められない、といった習性があり、「どこまで行けるのか」という興味で崖を走り下れてしまうとこがあるんではないだろうかと。

傍から見ればもうそこは崖の絶壁なのでもう手遅れだし戻れないのだが、本人はまだ行けると駆けて行けてしまう。

駆ける、といってももう完全に垂直に落ちているわけだから足を動かすことにイミはないわけだがでもなんか懸命に空を蹴っている。

本当に不思議だ。

でもそれを観ているのは(本当に不謹慎な話なのだが)とても楽しくまた興味深い。

それは多分そういった状態の人が人間の本質に肉薄する存在だからなのではないか、と思う。

そしてそういう人は意外と真面目なのだ。

「自分」や「外界」に対して真摯だ。不器用すぎる程に。

だから観ているとちょっと好きになってしまいます。

一般的な見地からするとそれは「無様」であったり「みっともない」状態であったり「悪意に満ちている」状態だったりするのかもしれませんが、ただこれ以上なく「真剣」であるわけです。

あ、でも友達になりたいとかではないですもちろん。

お客で、向こうはまた別次元の現実で、一生関りを持たない、という距離感を保った上での「好き」なわけで。

だからなんかね。

終演後とかあんまり話とかしたくないわけですよ、本能的に。

嘘だと分かったら(芝居で役だと頭では理解していますが)ちょっと薄れるじゃないですか、せっかくの「好き」が。

いや、さすがに何度も会ってるしお話ししている中島佳子さんは会ったら「あ、中島さんだ」とは思いますが。

  

芝居、素敵でした。

今思い返すと各人物の行動としては「え?!」っていうようなことをしているのですが、でも「人間てこうかも」って思わせる説得力がどこかあるんですね・・。

  

前回のあらすじの文章も好きで勝手に載せさせてもらいましたが、今回のも素敵なので載せさせてください。

    

  

──現代かもしれないどこか海に近い町。

もしくは発達する気も失せてしまった海辺の田舎町。

その土地には風変わりな風習があった。

それは、死者の弔い方にある。圧葬(あっそう)と呼ばれるその土地特有のモノである。

その地方に伝わる土葬の一種で、遺体の肉を遺族の手により潰し、田畑にばらまき、

その土地に染み込ませ永劫見守って欲しいという願いを込められたものだったと言う……。

遺体を遺族の手により潰す、その痛みを遺族は決して忘れてはならない。

一方残った遺体の皮は集落毎に倉庫があり、年に一度行われる収穫祭の時にその皮に土を入れ、

案山子として掲げ、復活祭的目的として使用される。

しかしその「圧葬」はあまりに遺族には酷な為、直接手を下すことのないよう、

専門の作業員が「圧葬」を担うことになる。

彼らは「組」を作り、進んで酷な作業に取り組んだ。

「土地神がまた増える」と信じて。

彼らは人一倍真面目なのだ。

やがてその希少な職業は「野蛮」とされ、数少ない「世襲制」となった。

判別しやすいように、名前も名字の一部に「人偏」に「獣」の字をあてがった。

こうして彼らは「圧葬」のみに従事するという鎖につながれたわけだが、

遺体を潰す行為自体が問題視され「圧葬」の風習は禁止された……。

彼らは途端に無用となった。

埋葬法自体が野蛮ということで禁忌の風習とされただけだったが、

真面目な彼らは、自分たちを汚らわしく思ったに違いない。

  

  

終演後、

出演者の墨井鯨子さんに

「(観に来てくれて)ありがとうございました。」

と声をかけられ、

「こちらこそ(面白い芝居を見せていただいて)ありがとうございました。」

と返したら

「は?何がですか?ワタシなんも言ってないし・・・」

と。

どういうアレでそう思ったかわかりませんが僕は瞬間的に

『この人を僕は信頼できる』

と思ったのでした。

想定外のリアクションに僕は弱いところがあります。

  

財布に600円しかないのに打ち上げに行き、中島さんにお金を立て替えてもらうという恥をさらし自己嫌悪しましたが、精神に負荷を与えることが出来た分、行ってよかったと思いました。

その様子が友達の鳥越勇作くんのBLOGにアップされてますのでよかったら観てみてください↓。

『鳥越勇作ブログ』

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