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2015年9月16日

2015年9月16日 (水)

「妻帰ってくる」と「五十嵐大介作品」

妻が「青い種子は太陽のなかにある」大阪公演を終え帰って来ました。

 
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我が家に平穏が帰ってきました。
ただ大阪千秋楽で右足を痛めてしまったらしくこうして保冷剤で冷やしています。
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痛めたのが大千秋楽でよかった、と言ってます。
いいことはないですが、本番を気にせずゆっくり静養できます。
36ステージお疲れさま。
長い公演期間、よく乗り切りました。
しばしの間はゆっくりお休みして次の仕事の準備です。
次は冬に2年前にやった寺山修司の「レミング」の再演です。
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再演とはいえ、妻以外は新しい顔ぶればかり。
新作のようなものかと。
維新派の松本雄吉さんの演出はすごいので注目していただきたいです。
並行して映像のお仕事も入ったらいいなぁ、と祈っています。
 
私は先日までの映像WSを終え、最近はまた、ジョギング、筋トレ、韓国語勉強の生活が戻ってきました。継続して習慣付けられたらと思います。
また新たな試みも始めようと思っていますので中間報告などできればと思います。
 
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本は最近五十嵐大介を読み直しています。
長編「海獣の子供」に加え最近映画化された「リトル・フォレスト」、短編集「はなしっぱなし」「そらトびタマシイ」など。
もう何度も読んでいる作品達ですが、特に短編が好きで、一人の世界に入って集中したい時に読みます。
 
五十嵐大介が好きな方みんながどう読んでいるかはわかりませんが、どの作品からも漂ってくるのは「孤独な独り」と「世界」という構造です。
五十嵐作品にはいつも「生きづらい個人」に対する優しくて残酷な視線を感じます。
明確な物語性が排除されているものも多いですが、「そらトびタマシイ」はけっこうストーリーのある話が多くて五十嵐作品への入り口として色んな人に「読んでみて」とおススメしてます(あまり思うように受け入れてもらえることがないのが哀しいですが)。
 
「そらトびタマシイ」の短編達に登場する孤独な「魂」と「純粋で強い願い」に心を揺さぶられます。このブログを読んでくれてる方なら紹介してもきっと大丈夫、という想いで書かせてもらいました。短編の「すなかけ」という話は身体から砂が出てくる孤独な女性と女の子の出逢いの話です。五十嵐大介の孤独な「魂」への視線を特に強く感じる作品で、好きな作品です。
 
人間の根底の基本土台は「孤独な魂」(これと似たようなことを昔事務所の社長に教えてもらいました)。
この世界はみんな「孤独な魂」の集まりです。
だからこそ他人と関わること、繋がることは尊い、と五十嵐大介を読むことで感じます。
 
そういや「百円の恋」もちょっとそういう匂いを感じます。
だから大好きなのか。
今ちょっと謎が解けたような気持ちです。
 
 
 

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